2020年9月23日、オンラインスクールのクラスジャパン小中学園と提携する17自治体と共同で実施するオンラインプログラムである、不登校児童生徒向けのオンライン留学『OJaC(オンラインジャパンクラス)』通称オージャックのオンライン始業式が「ZOOM」を活用して行われ、参加生徒、保護者など200名以上が参加しました。
当日は、まず代表挨拶としてクラスジャパン小中学園 校長 原田隆史より「このプロジェクトに参加する皆さんを多くの人が応援している。安心して学んでください」とエールが贈られました。
参加児童生徒の代表として北海道紋別市の生徒からの挨拶では、「体調が悪いときでも、OJaCは家で勉強ができるのでとても助かる。家に猫が二匹いるので、オンライン部活のペット部にも参加してみたい。スタッフ、先生方の皆様よろしくおねがいします。」とプログラム開始への展望が語られました。
来賓として、経産省「未来の教室」実証事業を担当する浅野大介 サービス政策課長・教育産業室長 より「OJaCプロジェクトは経産省の中で今年からはじまるとても斬新で一番チャレンジングなプロジェクトです。みなさんはその一期生。ここでの学びが、新しい未来の学び方をつくっていくことになります。みなさんの学びが未来の子どもたちへのプレゼントになるかもしれない。」とお言葉をいただきました。
10月以降の留学先も発表され、予定地にカンボジアやサンリオピューロランド、チームラボなどが挙げられると、チャット上には早速「アンコールワットに行きたい」などと参加者から期待を寄せる反応が多数集まりました。
学校現場の出席・成績評価に関するガイドライン評価委員会の座長を務める、信州大学大学院の林寛平准教授からは、「ガイドライン評価委員では、どうやったらひとりひとりの願いをみんなが納得する形で叶えてあげられるか。OJaCでの学習がどうやったら先生たちが学校の成績として認めてあげられるのか。みんなで一生懸命考えています。」と現状の報告と、「OJaCの大人の人たちは全員がみんなのサポーターです。」と子どもたちへのエールが送られました。
最後に提携17自治体の代表として、さいたま市の細田眞由美教育長からは、「学校に毎日行くことがつらいと感じたり、行けてないことが不安だと思ったりしている子も、一人で悩まないでほしい。これから始まるオンライン学習や体験活動、部活動プログラムでは、学ぶだけでなく、オンラインで仲間や先生とのつながりもできる。みんなで未来を見据えた、未来に呼応する新しい学びのスタイルを構築していこう」メッセージをいただきました。
本事業は、経済産業省の2020年度「未来の教室」実証事業に採択されています。
取り組みの詳細は、経済産業省の「未来の教室~learning innovation~」facebookページもご参照ください。
オージャック公式WEB:https://ojac.jp/
Comments